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土人形の呪い

2010–07–16 (Fri) 06:09
「アウトレイジ」
製作年度: 2010年
監督: 北野武 上映時間: 109分

「トイ・ストーリー3」
原題: TOY STORY 3 製作年度: 2010年
監督: リー・アンクリッチ 上映時間: 103分

「ザ・ウォーカー」
原題: THE BOOK OF ELI 製作年度: 2010年
監督: アレン・ヒューズ 上映時間: 118分

「タイタンの戦い」
原題: CLASH OF THE TITANS 製作年度: 2010年
監督: ルイ・レテリエ 上映時間: 106分 いやはや、3本はしご、何年ぶりでしょう。

久しぶりに映画館で観ると、「2日絶食した後にごはんを食べたときの即座に体に沁みていく感覚」がなんとも心地よくて、んで今日は3本ともクオリティ高いもんですから泣いて笑って感動しての一日でありました。


「アウトレイジ」

この程度の作品に今更言うこっちゃないのかもしれませんが、シネスコでクローズアップをあれだけ気持ちよく見せてくれる映画って今日日あるんでしょうか?
ショットショットが気持ちよい。

にしても、この映画、清監督、あるいはシャマラン監督が撮ったっても違和感ねーぜっていう、廃屋の事務所、小津的カットバック、ワンショットの誘惑、おもしろい殺し方の見せ方、などなど満載。
売人拉致シーンだって、今の映画ならカット割るでしょ。

んで、話の筋も実は全然痛快じゃぁないのね。
親玉を倒しに…という痛快にできるところまでの振りをしておきながら、すんでのところでズラして痛快にさせない。


これだけやっておきながら、娯楽映画(のふり)に徹してて(金かけてるし上手く見せてるから、すっと入ってくるのよね。)、“所謂、おもしろいこと”を見せてやるという気負いなく、こんな贅沢を味わえるのはそうそうありません。

拳銃撃った後のむやみに沸く煙、一度掘った後に埋めた土(柔らかくして掘るシーンを撮るわけですね)、というのは、映像的には嘘なんですが、映画物語としては本当なんですね。てかこれがあってストーリーが説明するでなく、本当になる。
シネコンの贅沢スクリーンでこういうのが見れる。北野ブランドに感謝。

……
「トイ・ストーリー3」

幼いときに四国のどこかの博物館で、郷土紹介ミニシアターみたいなのをみまして。
BTTFのビフの子分がかけてるような、青赤のフィルムめがねでみる立体映像だったんですけども。
そのときの流鏑馬の矢がこちらめがけてまっすぐ飛んでくるシーンに、おもわずのけぞった思い出ありまして、立体体験への執着ってのがあるのです。

で、ここ1-2年くらいでまた急速に流行らそうとしている感じですが、その先駆け?のシーモンスターが封切りされたときのわくわく感ってなかったですものね。
で、海の首の長い恐竜が水面からこちらに飛んでくるシーンは、やっぱりスゲー!と改めて思ったのですが。

そのあと見た3D映画に関してはしかし特段の感情は湧かず、3Dじゃなくてもよくね?
とさえ思っちゃってんすよね。

端的に言えば、3Dだからこそできることをやってないから、という理由が多いのでしょうけれど、ウッディやバズが背景に対して多少前に浮き出ているくらいじゃ、それは2Dでも脳内で距離関係は処理されているものですからやる意味がない。
むしろ、2Dでいかに奥行きを出すかって話が映像じゃねーのかという。

「流鏑馬の矢」だとか「首長竜の突進」などは、3Dだからこそできる技で観客を驚かせてやろうって工夫であって、こういう出来心がないとなかなか3dってどうなんだろなぁと思うのです。
2つに共通するのは、2つとも物語映画じゃないんですね。
だからきっとより自由なんでしょうね、やることが。
物語映画だと“ストーリー”に従属すべしという現代映画の病的縛りがあり、突出したシーンを入れ込むのは難しいのかもしれません(それにしてもやろうとする気すら感じないけど)。
つまりこの縛りはすでに2D映画を蝕んでいる病のようであり、もはや3dうんぬんではないやもしれませんが。

本編については、年をとったのかまたまた落涙。
動物映画ってのは、人間と動物とが意思疎通できなくって、人間世界と動物世界の同所的な分離・乖離がおもしろさを引き出すわけで、その意味ではトイストーリーは人間と(動物以上に)完全に意思疎通できないところを制約にしておもしろくしますね。
(といっても1とは比べものになりませんが
「ベイブ」などもその類だろうと思うけど、日本映画ってなんかあったっけ?
なんか知んないけど、どうしても「きなこ」的な動物ふれあい映画になるよね。

…………
「ザ・ウォーカー」

北斗の券の映画版はこれってことにしおきましょう。
「見る」っていう動きとは、ってことにこだわってたといえばサンシャイン2057がありましたが(そういえばダニーさんもあれから偉くなったものですね)、こやつもなかなかにやってくれる。
半ネタバだけど、ストーリー的にはデンゼルがグラサンかける必要はないんですよね(とったり外したりしてるし。
こりゃたぶんデンゼルのネタバレ隠しで他の人間にかけさせてるのではなく、むしろ他の人間にかせさたいからデンゼルにもかけさせてたんだと。思うわけです。

人間は見たいもの以外のものは見えない。
一神教嫌いの御仁のお言葉が、皮肉にもこの映画にふさわしいようで。

いやはやおもしろかったす。
格闘シーンもよいし、ガトリング掃射カットもさりげながらサイコー。


……………

タイタンの戦いはもう随分前にみたんですが。
映画にたいする原初の恐怖ってのは、ぼくにとってはクレイアニメーションであって、今にしてみればそれで新作タイタンに対する期待を抱いていたのがそもそもの間違いで。
CGによって怪奇はモンスターアクションとつながり、ゆえにどこに着地するのかは難しくなっているのかもしれません。
アクションに関してはトランスフォーマーとクリソツで、まぁ落胆するわ。
まだしも、旅映画で、船に乗る降りる、駕籠に乗る降りる、などというシーンをこともなげに切っちゃってるのにはしょぼーんです。

………………

そうそうシャマランといえば、「エアベンダー」。
配給からがちがちに、やりたいこと制限されそうなエンタメ感たっぷりで不安ですねー。
反対にもうダメポかと思ってたノーランの「インセプション」
ガリガリにおもしろそーじゃないか!


というわけで半年ぶりの映画感想でした。
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