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「アポカリプト」

2007–07–11 (Wed) 20:02

原題 APOCALYPTO
製作年度 2006年
製作国 アメリカ
上映時間 138分
監督 メル・ギブソン
製作総指揮 ヴィッキー・クリスチャンセン 、ネッド・ダウド
脚本 メル・ギブソン 、ファラド・サフィニア
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演 ルディ・ヤングブラッド 、ダリア・エルナンデス 、ジョナサン・ブリューワー 、ラオール・トゥルヒロ 、モリス・バード 、ヘラルド・タラセナ 、ルドルフォ・パラシオス 、フェルナンド・エルナンデス



おもしろかったです。


マヤの少数部族がマヤ帝国に襲撃され、敵地に連れられる。
生贄になるところをすれすれで助かった主人公ジャガー・ポーは、帝国傭兵隊長の息子を殺し、我が家目指し逃げる。
傭兵隊長は部下を引きつれ追ってくる。


逃亡劇ってのはたとえば「逃亡者」(滝から落ちるシーンてコレじゃないの?)とか「ゲッタウェイ」など、アクション映画の一体型をつくってますが、コレも舞台が異色なれどモロその型の映画。

なんだけど、その中でも西部劇に近いんじゃないかしら。
つまり、逃げる/追うの関係に“土地的なテリトリー”が介在している。
川を挟んで向こう側はマヤ帝国傭兵から逃げるしか手がない。
川を渡った瞬間に、ジャガーの優位性は増し反撃にでることが出来る。

ある条件を満たせば(この場合、テリトリー)、主人公は敵に立ち向かう力を得ることができるというヒーロー性を分かりやすく持ち出していますね。
しかも間に“河の禊”を挟む分かりやすさw

それらの単純構造が積み上げされた映画ってやっぱ面白いのね。
2時間超だけど、十分退屈しないで観れましたね。



木の上に逃げ隠れたはいいが、隣に子ジャガーがいるっ
で、後ろを振り返ると親ジャガーが!。
人間をジャガーで挟んで、カメラパンで見せるという、今時やるかってくらい熱いシーンだし、しかも、その後のジャガーが襲う人間を摩り替えるとことかも「わーっ」と素直に感激できる。



あと、“走る”映画でありながら、足よりもむしろ手がフューチャーされてんのね。
全く足に興味ねーよっつーぐらいに足は無視で、とにかく手。
特に主人公たちが手を縛られ帝国に連れて来られたとこでは、露骨に手を象徴させている。
青い塗料を塗りたくる手、神を崇める手、心臓を取り出す手…。
もちろんこの映画のテーマとして、“文明”があることには間違いなく、“文明を生み出し使う手”を、それを封じられた主人公たちと対照的に描いている様は見ごたえありですね。



で、あのラストは確かに衝撃ですね。
“海からの黒い来訪者”によって、今までの物語世界がぎゅーーーっ!!っと縮んでいくあの感覚。
鳥肌立ちますた。
ピッコロに恐怖しているところに、フリーザが降り立った、みたいな。


んだけどね…。

あの世界を縮めてしまうこと、自体がどーなのってのはとりあえずおいといて、


しかし、この物語は“少女の予言”通りに事が起こるというモチーフがあるわけでしょう。(ありゃ、“アステカ王の正夢”、あるいは“白い人間”が現れるっつー予言のことでしょか?)

あの少女のシーン。
ボクにはマヤの運命主義ってより、むしろキリスト―ユダヤ教的オカルティズムに映ってしまう。
“少女が預言”ってのもミソだと思うが、つまり僕はやはりあーゆーシーンを見るとキリスト教的なものを想起してしまうようにプログラムされちゃってる。

ま、それは「アンタの勝手な思い込みだょ」でいいとしよう。


しかし、ラストにあの来訪者が来ると“勝手な思い込み”じゃ済まなくなると思うんですが。
つまり、フィードバック的に“あの少女の予言”はキリスト教に回収されてしまうわけでしょう。


実際史実として終末思想などという運命論的思想が支配的だった、なんて言い訳にはなりません。
だって、最後にアレ出さなきゃすむんだから。

結局、キリスト映画かょっっつー話なっちゃうわけで。

映画って、時系列があるようで実に時間に対して遡行可能なものであることに対して意識的にやってるのか、ただノーテンキなのか…


確かに楽しんだんだけど、なんだかダマされた感が残尿しまつた。


(070707)
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