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「華麗なる恋の舞台で」

2007–06–11 (Mon) 13:32

原題 BEING JULIA
製作年度 2004年
製作国 アメリカ
上映時間 104分
監督 イシュトヴァン・サボー
製作総指揮 マーク・ミルン 、マリオン・ピロウスキー
原作 サマセット・モーム
脚本 ロナルド・ハーウッド
音楽 マイケル・ダナ
出演 アネット・ベニング 、ジェレミー・アイアンズ 、マイケル・ガンボン 、ブルース・グリーンウッド 、ミリアム・マーゴリーズ 、ジュリエット・スティーヴンソン 、ショーン・エヴァンス 、ルーシー・パンチ 、モーリー・チェイキン 、シーラ・マッカーシー 、ローズマリー・ハリス 、トム・スターリッジ 、リタ・トゥシンハム 、リー・ローソン



配給はついてたらしいけど、他の作品に押されに押されてようやく公開されたようで。

なかなかにしてオススメできる映画です。

アネット・ベニングはまだしも、ジェレミー・アイアンズって…なんだか地味そうだなぁなんて失礼なことを思ってたのですが。
意外にもスティーブン・フリアーズよりもはっちゃけてて。
(と言ってもヘンダーゾンの明暗の絶妙なバランスの方が好みだけど)

まー早い話が痴話なわけですよ。
いい年した女優が若い男につかまって、うまく利用されてポイされちゃう。
男の恋人でもあり、夫の愛人にまでなっちゃった新人女優に主役の座を奪われてしまう。
しかしそこは往年の名女優、そのままじゃ済まさないわよ…という。


舞台でのその鮮やかなリベンジが痛快な映画なのですが、
やはり目を見張るのは彼女の師匠のマイケル・ガンボンの登場するファーストショットと、ラストショット。


ファーストショット。
誰もいない観客席に座るガンボンが、カメラ目線で演技論を語りかけるところから始まる。
彼が舞台の方へ移動しながら喋っているうちに
「アレッ、カメラ視線から外れた?」
と思った瞬間、カメラがパン。

実はガンボンが語りかけていた相手は舞台で演技中のアネット・ベニング。
もう一度カメラが観客席に振り向いた時には、満席の観客たち。

(ここまでのワンカット、スゲーょ。)


ガンボンの役割とは、彼女の人生を演技のように指南することで、人生が舞台…舞台が人生…「女優としての彼女」と「一人の女としての彼女」を一つの舞台の上で交錯させていくための狂言回しといったところ。
(指南と言っても、彼女にガンボンは見えてもいないし、聞こえてもいない様子なのだけど)


…で、ラストショット。
してやったりのアネットの傍らに幽霊のガンボンが座る。
さすが我が弟子だとご満悦…
ここで彼女はこの映画で初めてガンボンの言葉に答える。
その言葉は…



新人女優の顔に泥を塗りかえし、不倫相手だった若い男のメンツを粉々にして、しかし女優と不倫してた夫とは何知らぬ顔で抱きしめあう。

そしてついには彼女の守護神かのようであった師匠でさえ、あっさり一言で消し去ってしまう痛快さ。
『ファーストショットこそ譲ったけど、ラストショットは私よ』と言わんばかりに押しのけてしまう。



今敏『千年女優』に似たこのある種の突き抜けっぷりがなかなかにして見ものの作品です。



謎なのは、映像の質が不均一なんですょね…
ショットによって、ピンボケ気味だったり、ぼやっとしてる(光が滲んでるわけでもなく)。
ワンフレーム内でもアネットははっきり写ってるのに、ジェレミーはぼやっとしてたり。
(まぁ、他の映画でも女優の顔を映すときなんかにわりかし見受けますけど)

人物配置に距離差があるような(つまり複数の人物がカメラかの距離を違えて配置されてるような)ショットだと余計に目立つ。
わざとなのかしらねぇ、なんて思っても、ボケてたピントが途中からキュッと合ったりイマイチいい加減な印象があったです。


(070608)
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